リアンは何も話さない。
「稀有、か。何せ珍獣の類ゆえ。」
陸羽は茶化すように言った。
「然様か。“飼い慣らされた狸”という噂は真か。」
「飼い慣らされてなどいないが、な。」
清零国王に言う。
「裏切られても知らぬぞ。」
それは細川国王暗殺計画を僅かに示唆するものだ。
最終警告のつもりだろう。
「利益になる状況と一番近くにいる以上、わしを利用するに値する。よって、リアンは裏切らない。それだけや。」
寂しさを抑えて一正はそう言い放った。
(友情、など国王である以上は考えてはならん。)
一正は真っ直ぐに清零国王とリアンを見る。
「哀れなり。」
扇子で一正を指した。
「稀有、か。何せ珍獣の類ゆえ。」
陸羽は茶化すように言った。
「然様か。“飼い慣らされた狸”という噂は真か。」
「飼い慣らされてなどいないが、な。」
清零国王に言う。
「裏切られても知らぬぞ。」
それは細川国王暗殺計画を僅かに示唆するものだ。
最終警告のつもりだろう。
「利益になる状況と一番近くにいる以上、わしを利用するに値する。よって、リアンは裏切らない。それだけや。」
寂しさを抑えて一正はそう言い放った。
(友情、など国王である以上は考えてはならん。)
一正は真っ直ぐに清零国王とリアンを見る。
「哀れなり。」
扇子で一正を指した。

