そして、真っ直ぐに一正を見た。
「あんたが民を他人と言うのはおれには理解できぬ。だが、目指す国は同じだ。」
そう言うと決意する。
「だから、あんたに協力する。」
「そうか。そりゃあ、ありがたい。」
敗戦国が偉そうに、とは言わない一正に風麗は怪訝そうにする。
(こんな対応で良いのか?)
確かに、美徳ではある。
支配せずに協力を求めるのは心優しき王に見えるだろう。
だが、この敗戦国がつけあがり、反旗を翻す可能性もあることを一正は理解しているのだろうか。
(いや、48年も生きていてそんなに世間知らずなはずはない。)
直ぐに思考を否定した。
「あんたが民を他人と言うのはおれには理解できぬ。だが、目指す国は同じだ。」
そう言うと決意する。
「だから、あんたに協力する。」
「そうか。そりゃあ、ありがたい。」
敗戦国が偉そうに、とは言わない一正に風麗は怪訝そうにする。
(こんな対応で良いのか?)
確かに、美徳ではある。
支配せずに協力を求めるのは心優しき王に見えるだろう。
だが、この敗戦国がつけあがり、反旗を翻す可能性もあることを一正は理解しているのだろうか。
(いや、48年も生きていてそんなに世間知らずなはずはない。)
直ぐに思考を否定した。

