その音から、相手も木刀だと理解した。
(殺気のせいか、刀だと見えた。)
それでも油断せずに構える。
「がんばれがんばれー」
一正は楽しそうだ。
「陛下、止めなくていいのですか?」
「死にはせんやろ。」
「そんな、適当な……」
風麗は困った顔をしている。
(けど、互角に渡り合っている。……案外、素質はあるかもな。)
一正は茶々を見ながら思った。
「侵入者、逃すべからず……!」
「何で私だけ!?」
茶々は困った表情でいる。
“カンッ”
床を硬いもので叩く音がすると、両者が動きを止めた。
「そこまでじゃ。」
その声の方に、2人は爪先を向ける。
(殺気のせいか、刀だと見えた。)
それでも油断せずに構える。
「がんばれがんばれー」
一正は楽しそうだ。
「陛下、止めなくていいのですか?」
「死にはせんやろ。」
「そんな、適当な……」
風麗は困った顔をしている。
(けど、互角に渡り合っている。……案外、素質はあるかもな。)
一正は茶々を見ながら思った。
「侵入者、逃すべからず……!」
「何で私だけ!?」
茶々は困った表情でいる。
“カンッ”
床を硬いもので叩く音がすると、両者が動きを止めた。
「そこまでじゃ。」
その声の方に、2人は爪先を向ける。

