散華の麗人

千代は、その視線を見て、口を開く。
「わらわも、戦います!」
はっきりと言い切った。
「なんやと?」
一正は千代を見た。
「アホか!許すわけ無いやろ!!」
「この状況で何を言っているのですか!!わらわに、のうのうとしていろとでも?」
「あんたは、わしの……国王の妻なんやで!?」
「だからこそ、わらわは戦うのです。この国の行く末を照らすために、わらわの力は奮われる。お分かりでしょう?士気もだいぶ落ちている。勝つ可能性はない。……この場でわらわが出陣し、鼓舞すれば万が一にでも勝てるかも知れない。こうして諦めていない者もいる。こんなに心強いことはありません。」
千代は冷静に言う。