散華の麗人

茶々は檍に目線を向けた。
(婆様。)
そして、そっと語りかける。
もう、息を吹き返すことはない。
それでも、想いは届くと信じて。
(――私の居場所は、これからはここです。)
「今まで、お世話になりました。」
茶々は手を離さずに、檍を見た。