散華の麗人

一正はわしゃりと茶々を撫でた。
「気にすんな。」
そう言って隣に座った。
「……気にするべき立場のはずでしょう。」
気丈に振舞っているつもりの声音で言う。
「あぁ。そうやな。」
一正は答えて、茶々を撫でる。
「茶々。」
千代が奥から出てきた。
どうやら、侍医に話を聞いた様子だ。