散華の麗人

一正は拗ねたようにそっぽを向いた。

そして、現状を見る。

こちらが劣勢なのは目に見えて分かる。

遠くで与吉郎が叫んでいる。

「何としても持ち堪えろ!!」

だが、持っても3日だ。

(……頼む。)
一正は祈る思いだった。