一正は考え、発言する。 「……斥候と風麗を。」 それだけ言って、通り過ぎた。 「陛下。」 千代がそこには立っている。 「何や?」 「わらわも参ります。」 「いいや。」 一正は首を振る。 「あんたに、頼みがある。」 真っ直ぐと見て言う。