すると、忙しそうにばたばたと女性が出てきた。
「お出迎えもなく、申し訳ありません。ようこそ、いらっしゃいました。」
「すまんな。こんな戦の時期に宿なんて。」
「滅相もございません。」
女性は忙しなく動いて奥へ案内する。