一正達は屋敷に着いた。
「なんや？出迎えはなしか。」
兵士が扉を叩くのを見ながら一正は外を見た。
「……」
茶々と変わらないくらいの少年が扉にしがみついて出てきた。
「もしや、陛下様ですか？」
「あぁ！」
一正が笑うと“かぁさま！”と叫びながら奥へ下がった。