茶々は一正と同じ馬に乗せられて駆ける。 歩兵が走って追う。 檍は千代に乗せられて駆ける。 「そこの松を右に!」 「?」 一正は不可解そうに言われた道を行く。 「慣らしてある道はこっちやぞ?」 「近道です。」 茶々はそう言うと後ろを見た。