散華の麗人

風麗の脳裏に先程の会話が過ぎる。

“もし、死んだりしたら”

そう思うと、怖くなる。

どうしてだろう。
この人は、失いたくない。

どうか、無理しないで。

傭兵としてではなく、“風麗”という人間として思う。

こんなことは傭兵としてふさわしくない感情なのだろう。