散華の麗人

茶々は一正を見据えた。
「お言葉ながら、申し上げます。」
そして、はっきりと言った。
「国王陛下。」
一呼吸置いて、言葉を放つ。
「足手纏いです。」
その言葉に辺りが凍りついた。