そして、茶を飲んだ。 「ずっと、ここに住んでいるのか?」 「いいえ。実家は成田国です。」 茶々がはっきりと答えた。 「華湧山の麓町。北にある清零国領土よりこちら側です。」 そう言って、地図を差し出し、答えた。