あたしは部屋を出て自分の教室に戻った。 先生は追ってこなかった。 2-2 ガラッ… 教室のドアを静かに開く。 ドアを閉めて自分の席へと足を向け進む。 先生が問いかけてくる。 「頬…大丈夫なんか?」 そんな問いかけは耳に入らない。 「前川も派手にやったよな。」 どこからかそう聞こえた。 授業が進む気配はない。 先生はきっとあたしの返答を待っている。 答えるつもりはない。 聞こえてないのだから。