「きゃっ」
が、とっさにウィンレオが実体化を解いたために、ユアファの手はウィンレオの顔を突き抜けてしまった。その光景があまりにも衝撃的だったためにラムは飛び上がってエンテルの後ろに隠れてしまった。指を突き刺したままの恰好で、ユアファは不思議そうにラムを見て、
「あっ、そうか。亡霊同士だったら触れない、ってことがないものねぇ」
「ぎく」
白々しくウィンレオが眼を泳がせる。にひひ、とユアファは手を元に戻した。
「さて、行きましょう、ウィンレオ」
「む」
〝どうも……尻にしかれそうだ……〟
だがしかし、嬉しさの残り香をたゆたわせながら、その場から彼らの姿は掻き消えた。
一陣の風が吹いて、消えた。
が、とっさにウィンレオが実体化を解いたために、ユアファの手はウィンレオの顔を突き抜けてしまった。その光景があまりにも衝撃的だったためにラムは飛び上がってエンテルの後ろに隠れてしまった。指を突き刺したままの恰好で、ユアファは不思議そうにラムを見て、
「あっ、そうか。亡霊同士だったら触れない、ってことがないものねぇ」
「ぎく」
白々しくウィンレオが眼を泳がせる。にひひ、とユアファは手を元に戻した。
「さて、行きましょう、ウィンレオ」
「む」
〝どうも……尻にしかれそうだ……〟
だがしかし、嬉しさの残り香をたゆたわせながら、その場から彼らの姿は掻き消えた。
一陣の風が吹いて、消えた。

