復讐のkiss

・・・結局。

ラメセスの事が気になって、

一睡もできなかった。

…両親を殺したのはラメセスじゃない。

…じゃあなぜ、ラメセスは殺したのは

自分じゃないと言わないのだろうか?

誰かをかばっているのだろうか?


イスタには、

ラメセス以外、知ってる人間などいない。

ジュセフはラメセスの側近であると言うだけだし、

オシリスは最近知り合ったばかりだし。



・・・こんな複雑な思いのまま剣を持って、

私は戦えるのだろうか?

ただでさえ、人を殺めることに罪悪感を抱いている。

今の私は邪念だらけで、

集中できない状態だった。


アメミット戦は一週間続いた。

その間、何とか戦い抜いたが、

最終日、私は集中をとぎらせてしまった。

その代償は・・・


「・・・ごめんなさい」

私は泣きながら何度も謝っていた。