「一本、10リルになります」
「…じゃあ、10本ください。
部屋が寂しいから」
そう言って微笑むと、
少女の顔が赤く染まっていくのが分かった。
・・・その時、
オシリスが私の耳元で囁いた。
「この子、お前を男だと思ってる。
一目惚れでもされたんじゃないか?」
「?!」
目を見開き、
バッと、オシリスに顔を向けた。
オシリスは、意地悪な笑みを浮かべると、
向こうの八百屋へと行ってしまった。
「ありがとうございました・・・あの」
ためらった様子で少女は問いかけてきた。
「何ですか?」
「貴方様は、剣の紋章からするに、
イスタ帝国の方ですか?」
「・・・は、はい」
「…じゃあ、10本ください。
部屋が寂しいから」
そう言って微笑むと、
少女の顔が赤く染まっていくのが分かった。
・・・その時、
オシリスが私の耳元で囁いた。
「この子、お前を男だと思ってる。
一目惚れでもされたんじゃないか?」
「?!」
目を見開き、
バッと、オシリスに顔を向けた。
オシリスは、意地悪な笑みを浮かべると、
向こうの八百屋へと行ってしまった。
「ありがとうございました・・・あの」
ためらった様子で少女は問いかけてきた。
「何ですか?」
「貴方様は、剣の紋章からするに、
イスタ帝国の方ですか?」
「・・・は、はい」