「あなたが自分を機械人間って罵って私があなたをぶっちゃった時」
それは私にとっては記憶が浅くない
まぎれもなく5年前からトリップしてきた前の日のことだろう
「あの時、私こっそりあなたの部屋を覗いたのよ。そしたら大粒の涙をこぼして泣いているあなたがいた」
見てたんだ...
「本当に苦しそうで、でも嗚咽を漏らさないように声をこらえて泣いているあなたに胸が痛んだわ。あなたは私にぶたれたから泣いてたんじゃないでしょう?私を泣かせたって思ってたんでしょう?」
お母さんは全部分かっていた
「自分のために泣ける人はたくさんいるけど人のために泣ける人なんてそうそういないの。それだけあなたは純粋ってことよ、そんな素晴らしい子供を持ってうれしくないわけないじゃないの」
「お母さん...っ」
スッと涙が流れてきた



