トラップデイズ




「いつから、そんな子になっちゃったの?秋華が喜んでたからいろんなところにも連れていってあげたよね。あれも何にも感じてなかったんだ、喜んでたって思ってたのは私の勘違いだったって言うことね」



「...」




私を叩いたお母さんの右手がわなわなと震えている



「秋華のためを思ってやってあげたことが返って迷惑だったの?」



何にも言い返せずに私は黙り込んでしまった



「...ごめんね、迷惑なことしちゃって...」



スッとお母さんの頬を伝った涙


「...っ」


その場にいられなくなってリビングを後にした