「嘘よ…………」




でも、確かに胸の中にあるのは
憎しみなんかじゃなかった。


彼に対する


恋心だった





許されることはない。


だって、彼は

私の家族を殺した人なのに


「最低だ………」



涙が床を濡らす


ごめんなさい。


ごめんなさい。


こんな、最低な娘で