「あなたが奪った……家族……………」 そう、つぶやいた 言えなかった。 貴方が微笑んでいたから 私を大事そうに見つめるから 私はあなたを恨んでるから… 言いたい。 問いただしたい。 つかみかかりたい。 そんな思いも確かにあるのに 何故か彼を見ると体が動かない 私は少し歩く速度を早めて 教授の隣にならんだ。 そして その胸の鼓動を夜の闇に隠した……