「そうやって、人のこと見ないでくれ」 「え?」 もしかして照れてる? なんか、可愛いかも。 「ふふ……あははっ」 私が笑うと教授は荷物を持って私のところへくる 「笑うな、馬鹿。帰るぞ」 そう言って私の頭をたたいた 私の鼻を煙草の匂いがかすめる。 このにおい懐かしい。 「……行かないのか?」 「あ、行きます!」 私はいそいで教授の後ろ姿を追いかける