兄さん、あなたは 何故いつも…俺を苦しませるのですか。 俺は…兄さんにはなれないのに 愛することも 愛されることも 許されない ただ単に人からの憎しみを日々耐えて 笑わなくてはいけない だから、もう。 「そろそろ、解放してくれないかなぁ……」 きっと俺に心はない。 とっくにズタズタで汚いものになってる。 あの杏子の瞳は何を見つめて生きてきたのだろうか……―――