とその日の帰り道、基本的にアルファベットというものが苦手な奥田は、非常なる眠気に襲われていた。 とそこへおデブいおねーちゃんが友達と乗車。 奥田は再びギョッとして眠気を吹き飛ばされた。 太さは問題ではない。 いや、ちょっと健康を害するレベルだったから、ダイエットした方が自分のためだとは思うが… 彼女もぶら下げていたのだ、あの鼻毛ピアスを! 凝視したから間違いないが(凝視するのがマナー違反だとかいうのはもう知らない)、全く同じ製品である。