【続編】スパイシーな彼~彼女が生きた証愛した瞬間

「私の亡くなった母と店長が知り合いだったみたいで、小さな頃から気にかけてくれていたの…店長しか病気のことは知らない…」


「じゃあ話しは早い。俺がちゃんとついて行って、話し聞くから。入院の用意して朝一行っていいか連絡してみるから。それとも、今救急で行こうか…?」


「祐輝、薬の袋持ってきてくれたんでしょう。その中に、緊急時に飲む薬入ってるから飲んでみる」


瑞希が取り出した薬を飲ませた。


「本当に大丈夫かい?我慢したらダメだよ」


「うん…少し寒い…」


祐輝は布団を多めにかけた。


時刻は明け方4時15分をさしている。


「俺何かできることないかい?」


「隣にいて…傍にいてくれるだけでいいから」


祐輝は布団に入ると、瑞希の髪を優しくなでていた。


「具合の悪い時に、誰かに傍にいてもらえるって、それだけでホッとできて、嬉しい…」