【続編】スパイシーな彼~彼女が生きた証愛した瞬間

祐輝は手紙と、その下に置かれていた薬も袋に入れた。


瑞希の部屋を出て自宅に戻ると、急いでタオルを用意した。


「ごめんね祐輝。わかった?」


「ああ…うん…」


手紙の内容が気になっていて、返事がおかしくなってしまった。


でも、まずは瑞希を着替えさせなくてはいけない。


「瑞希、起きれる?」


「うん…」


祐輝は何も言わずに、瑞希の上半身のパジャマを脱がせると、汗ばんだ体を拭いて、新しいパジャマを着せた。


「瑞希、寝て…」


「うん…」


「自分で下脱いではけるかい?俺後ろ向いてるから」


お腹を擦るようにしている瑞希が気になった。


「瑞希、お腹痛いの?」


「少し…」


「俺が変えていいかい?」


「うん…」


多分体調が良くないのだろう…祐輝がパジャマのズボンと下着を取って、タオルで拭いていても、恥ずかしがることさえしなかった。