昼休みになってすぐ、憲吾から電話が入った。


廊下に出ると、階段を降りた下のフロアーに出た。


「祐輝さん、体調良くなりましたか？さっき晴香と届け出してきました」


「そうかぁ…ありがとう。体調は良くなったよ。憲吾君、今朝は会社の方に電話ありがとう。おかげで、全く待遇は変わらないって言ってもらえたよ。すまなかった。晴香、世利も元気かい？」


「はい！晴香も元気になってきたし、世利も少し話すようになりましたよ」


「良かった…これで俺の役目は終わったね。あとは憲吾君に任せるからな。元気でやってくれよ」


「はい…祐輝さんも…連絡たまにはしますから～」


「籍入れたら教えてくれな～それで俺も安心するから。じゃあ幸せになれよ」


「はい…祐輝さんもどうかお元気で」