ベッドに瑞希を寝かせると、祐輝も横になった。


単身赴任の部屋に、備えつけのベッドは、ダブルになっていて、瑞希と横になっても、まだ余裕がある広さだった。


「瑞希…もしかするとまた震えてる?」


「祐輝…いいよ…祐輝にだったら…祐輝に…」


「瑞希は大人になりたいの?」


聞いていて祐輝も不安になっていた。


夫婦の関係の中で、晴香に乱暴なことをして傷つけてしまった。


自分に瑞希を優しく扱うことができるだろうか?


初めての瑞希を傷つけるなんて絶対にしてはいけない…祐輝にも自信はなかった。


「わからないの…本当にわからない…どうしたらいいのか…」


「迷っているなら、今日はやめよう…」


「でも…」


「今日やっちゃうと~瑞希と俺、不倫な関係だぞ…フフフッ…」