【続編】スパイシーな彼~彼女が生きた証愛した瞬間

「あの…相原さんて女性は、祐輝さんの恋人ですか?」


「会社の部下だけど…どうして?」


「いいえ…もしそうだったら、幸せになってほしいな…って思って」


「色々頑張ってみるよ。もし、そんなことがあったら、真っ先に連絡するからな~」


「はい…じゃあ月曜日」


憲吾は何故瑞希のことをそんなふうに聞いたのだろう?


電話の応対をしたから、そう感じたのだろうか?


祐輝は、憲吾と瑞希が日中話しをしたことなど知らなかった。


瑞希が憲吾にお願いした内容も、祐輝はあとになって知ることになる。


「あがりました~」


髪が濡れて、化粧を落としてもあまり変わらないあどけない瑞希の顔は、頬を赤く染めて、更に可愛さを増していた。


子供っぽいパジャマを着て、布団の上に座ると、祐輝が用意しておいた氷の入ったお茶を美味しそうに飲んでいる。