一瞬部屋の中が静まりかえった。


祐輝は起き上がると、ベッドの傍にいる瑞希の頭を優しくなでた。


「瑞希ちゃん、一人じゃないよ…これからは俺が傍にいてあげる。月曜日に返事するって言ったけど、瑞希ちゃんの話し聞いて、少し気持ちが変わったよ。俺みたいので良かったら、君の力になりたい。その上で、俺って男みて、今後の付き合い方決めてほしいんだ。俺には選ぶ権利なんてないからね」


「えっ?じゃあ、私が柴崎さんを好きでいても…いいってことですか?もしかしたら…私との付き合いも…あり得るってこと?」


「ああ…ただ、ゆっくり時間をかけて見て行ってほしいんだ。それでいいかい?」


「フフフッ…初めはお友達から~って感じですね~」


「そうだね。それがいいか~」