「瑞希ちゃん、答えは月曜日でいいかな？俺一応まだ独身じゃなくて…月曜日には妻が届けを出すことになっている…俺は、けじめだけきちんとつけないと、前に進めない性格なんだ。それから今後のこと考えたい…それでどうかな？」


「はい！良い返事待ってますね…ありがとう柴崎さん、私柴崎さんの隣にこうやっていられるだけで幸せです」


祐輝も同じ気持ちだった。


晴香達と離れてから、自分を責めて、後悔もしていた祐輝に、優しく癒しをくれた瑞希に、好意を持たないわけはなかった。


ただ、潔癖な性格の自分が、今までのことをきちんと清算しない限り、瑞希に気持ちを持ってはいけない…そう考えていた。


「柴崎さん、寝てて下さいね～私ちょっと買い物に行ってきます」


「財布そこにあるから、お金持って行って」


「フフフ…大丈夫ですよ！今日は退院祝いですから、私にご馳走させて下さい」


「わかった…ありがとう」