【続編】スパイシーな彼~彼女が生きた証愛した瞬間

次の日、晴香は母に電話をしてみた。


憲吾は母には何でも話している様子だったので、もしかしたらと思い、電話を入れてみた。


「ママ…祐輝の奥さんになった女性って、子供が生めないくらい、体が悪かったのね…」


「晴香、憲吾から聞いたのかい~それなら話すけど、結婚前から入退院繰り返してたでしょう。腎臓って難しいみたいなの…先日も急に、倒れたらしくてね、赤ちゃんは生まない方がいいって言われてるんだけど、彼女が絶対に生みたいって言ってて、祐輝さん困ってるらしいよ~」


「そっかぁ~」


「それで…晴香は憲吾に何て相談されたの?」


「相談…されていないよ。ごめんね。ママ、今日あたしが聞いたこと憲吾には黙ってて…」


「わかったよ…晴香が考えたって、しょうがないことなんだから、悩んだりしちゃダメよ」


「うん…わかった」