「晴香…体調いつもと違わない?一度病院行ってみようか…」


「ちょっと自分で検査してみようかな…一回分残ってるから…」


「そうだね…試してみてごらん」


晴香がトイレに入ってしばらくすると…


「憲吾!憲吾見て!陽性反応が出てる~あたし妊娠したかも~」


「晴香~世利起きちゃうよ…どれ……」


二人は検査した結果と説明書を読み返して喜んだ。


確かに陽性反応が出ている。


「明日病院行ってみよう!晴香…良かったな~」


「うん~」


喜んでいる晴香を抱きしめながら、憲吾は晴香にキスした。


もしこれが本当だったら、憲吾にとっても晴香にとっても、待望の赤ちゃんだった。


世利に兄弟を作ってやりたい…そう願っていた晴香には、一番の喜びになるはず…