「幸せだったから、祐輝の子供命がけで2人も生んだんじゃない!あなたの子供を生んだあたしだから、これだけは間違いないわ。好きな人の子供がお腹の中で動いて、生まれた子の顔を見て、一番に愛情感じるの。幸せって思うの…体が弱い瑞希さんに変わって、祐輝仕事も変わって、育児して看病もして…逆に愛情いっぱいで瑞希さん祐輝と別れるの辛かったと思う…」


晴香は涙を流す…


祐輝も涙を流しながらうなづいていた。


向こうから男の子が走ってきて、祐輝の傍に来た。


「蓮、パパのお友達の…世利ママ。挨拶は?」


「こんばんは」


「こんばんは、初めまして~何年生?」


「一年生だよ。ママね、病気で死んじゃったの。世利ママ、ママ天国に行くの?天国ってどこにあるの?」