祐輝は迷っていたが、一人のこの不安な気持ちを相談してみることにした。


「もしもし…」


「祐輝さん、体大丈夫でしたか?」


電話の相手は憲吾だった。


「憲吾君、君に聞いてもらいたい話しがあるんだ」


「どうしたんですか?」


「君が電話で話した女性…」


「相原さんですね…」

「ああ…彼女実は、病気でね、多分一生付き合っていかなくてはいけないと思うんだ。身寄りもない子でね、俺はそんな彼女に…ひかれてしまったんだ。結婚も考えて付き合っていこうと思う…ただ、最悪な場合は命の危険もあるって先生に言われてね…なんだか不安になってしまったんだ…」


「相原さんは祐輝さんが好きなんだな~って電話の感じでわかってました。そうですか…彼女体が弱いんですね…」


「憲吾君、君が俺ならこれからどうやっていくだろう…」