Fake ~偽りの関係~





「お前は一ノ瀬せな。俺は山城リク。」


リクかー…ふーん…


「リクってさ、ヤンキー?」


「はー?何急に?てか、なんでわかったんだよ?」


だって、髪がむっちゃきれいな茶色だし。


そう思うでしょ、フツー。


「で、なんで私こんなとこいるの?」


えっ?いわなきゃだめ?とか、焦りだすリク。


怪しい…誘拐とか?


「まー、俺とお前ー…。」


その時リクの口角妙に上がった。


「付き合ってるもん。」