大変なことになった。
名倉君といえば色んな女子を味方につけれる
男子ではないか。
もし目をつけられたらとんでもないことに...。
というか、
もう目はつけられてんのかもしれない...。
授業中、勉強どころではなく、
放課後のことで頭はいっぱいだった。
考えてると時間が経つのが
いつもより早く感じた。
時間よ...止まれ.........。
そう言ってももう6時限目。
一瞬、名倉君の方を見ると、
彼は微笑んだ。
これが他の女子にキャーキャー言われてる
笑顔か...。
わたしには不気味にしか思えなかった。

