「田中、トイレ来いよ。」

「……。」

ヒッソリ席を立ち、
ヒッソリトイレに向かう。

「ねぇっ、もう毎日のことだから、
何されんのか分かってるよね?」

同じクラスの佐藤さん。
トイレの壁をバンと叩いてる。

「……。」

「本当、その平然とした顔ムカつく!」

「感情0って感じだもんね~。」
「ロボット娘!」
 
佐藤さんと一緒にいた藤原さん、
鈴木さんも次々言っていく。

(仕方無いじゃん…。)
心の中でつぶやく。

別に平然としているわけじゃない。