「「えっっっ！？」」
『...そうなんですか?」
「...そうなのか?」
ほら、名倉君だって聞き返してる...
「そーでしょー。
だって名倉が女子の前で猫かぶってない
って...相当心許しちゃってるよねー。」
「お前まで猫かぶるとか言うなよっ。」
名倉くん、ノリツッコミ。
ふーん...、
心許されてんのかぁ...なぁ?
篠崎君は「それと」と
まだ何か言いたそうだった。
「田中さんも誰かとこんなに
普段喋ってないんじゃない?」
『まぁ...
誰も話しかけて来ませんしね。」
「はは、まぁだから、
名倉もね、田中さんには心許してる。
だから、
田中さんも
殻破っちゃおーよ！！」
「そ、そうだな！
お前だけ本性出さねーのは卑怯だ！」
『え、ちょっ、
わ...わ、わたっすぃは
これが本性です...よ...?」
何言ってんのさ...篠崎君名倉くん...；
本性って...わたしよく分かんないよ；
二人はははーん...と笑って
「「動揺しまくり」」
と言った。
