来ちゃったよ...。
結局また資料室に来てしまいました。

┏                ┓
  ロボットちゃん★
  資料室ちゃんと来いよー。
  今日ケリをつけようぜ  
┗                ┛

こんな紙が机に置いてあったからだ。
ケリは昨日つけたはずだが、
まあ今日で相手本人も納得するなら
その方がいいと思った。

「よぉ。」

『名倉君。ケリ早くつけましょうか。」

「焦らない焦らない。」

『...そう。
というか名倉君は、何故そんなに
人格がコロコロと変われるんですか。」

「おっ、田中から話題キター」

『…。」

「んーとね、自分を守るため...かな?」
 
『何からですか。」

「ハハッ、ロボットちゃんには関係無いかな。
色々大変なんだよ...俺だって...」

『...一緒にお互い頑張りましょう。」

わたしの口からは、そんな言葉しか出なかった。

けど、一瞬、
少しだけ笑えた気がした。

それを見た名倉君は
少し目をまんまるくしていた。

「おう......。」