ワイン恋物語

どうしよう…。

また、涙が出てくる…。

わたし、本当に泣き虫だな…。

「つぐみ」

根本さんの手が、わたしの涙をぬぐった。

大きな手だ。

わたしを包み込むには、充分過ぎるくらいだ。

「――わたしも、根本さんが好きです…。

大好きです…」

「つぐみ…」

根本さんがわたしを抱きしめた。

わたしも彼の背中に両手を回して、抱きしめ返した。

「わたし、根本さんに出会えてよかったです」

そう言ったら根本さんは笑って、チュッと額にキスをしてくれた。

☆★END☆★