「…ああ、本気だよ」 目を見られたら 俺の気持ちが バレそうで 少しだけ俯きそう呟く。 すると 「楓ちゃんの時、 お前に勝ったから。 今は同じ13勝。 だけど、 これでお前の負けだ。 決着つけるぞ」 そう言って、 拳を向けてきた壮樹。 その瞬間… 「やめてっ、壮樹っ!」 …!? 「………要…」