「…ん、」



目を覚ますと、


「…あったかい…」




…!?



「恭介…」



そこには、
俺に思いっきり
抱き付きながら
寝息を立てる恭介。




そんな恭介の頭を
優しく撫でると


「……や、めて…」



「あ、わりい」

すぐに手を離す。



「…ごめ、な…さい

 ひと、り、はやだよ…」



よく見ると、
涙を流した痕。