みんなの視線があつまる
みた瞬間にすぐ、わかった
彼が噂の人だと
少しちゃらそうに
見えたけど
みんなが
イケメンという気持ちは
少しわかった
興味なんて
そのときの私には
なかったけど
「こらー
西沢!まだ入学式次の日だぞ
遅刻なんてー…」
と
さっそく先生に怒られた彼は
へへっと笑った
その彼の笑みをみて
なぜだか
彼はきっと優しい人だと
すぐわかった
彼は私の隣の席に座った
西沢 竜
彼が
私の人生をかえた
たった一人の男
彼は私をみていった
「これから
よろしくな!」
それが
君と交わした
最初の言葉…
