眩しい光を感じて

ゆっくりと目を開くと

朝になっていた。

「んっーんっ!」

大きく1つ伸びをする。

時計を見たら

朝7時。

だけど隣に新一くんはいなかった。


ガチャリと寝室のドアを開けると

キッチンに立っている新一くんがいた。

「おはよう、早いね。」

「あっ、綾女ちゃん。

おはよう。

起こしちゃった?」

「全然大丈夫。」

そういって私は微笑んだ。


新一くんが作ってくれた

フレンチトーストを口に運ぶ。

新一くんと食事してる

こののどかな時間がすごく好きだな。

「なんか新一くん緊張してない?」

「そんなことないよ。」

「本当に?」

「綾女ちゃんがいるから大丈夫。

綾女ちゃんがいれば

僕は何にでも向き合えるよ。」

「新一くん....」

大好きだよ。

そうやって笑ってくれるあなたが

私は大好き。

やだ。

朝から泣きそうになるよ。

嬉しくて....

「さっ、速く支度しよ。」

私は頷くので精一杯だった。