新一くんが慎爾くんになって
1週間たった。

相変わらず慎爾くんは人気者で

そんなある日

私たちのクラスに転校生がくることになった。

なので、今日は皆、そわそわしてる。

ガラリと教室のドアが開いて

担任の先生が入ってきた。

「今日は転校生がきました。どうぞ。」

先生の合図で入ってきたのは

「はじめまして

皆藤 理央です。

よろしくお願いします。」

女の子みたいな名前をした男の子だった。

しかも、かなりのイケメンで

女の子たちの目はハートになっている。

笑った顔のえくぼが優しさをにじみだしている

「じゃあ、席は工藤さんの隣にしましょう。
工藤さん、色々教えてあげて下さい。」

担任の北河まどか先生に微笑まれて

「はい。」

私はそう返事をしていた。