(あいつさえ居なければ…!!あいつさえ…!!) ベッドから勢いよく降りて、 机の引き出しから幼い頃の姉の写真を取り出した。 「消えちゃえぇ…消えろっ!!」 私はいつものように、姉の写真をカッターでぐしゃぐしゃに切った。 写真の姉の顔が傷だらけになる。 それを見て私はニヤッと笑った。 (酷い顔…あはは!!)