ベッドに仰向けになり、
はぁぁぁあ…と大きくため息をついた。
五年前の、まだ小学1年生の頃を思い出した。
『へぇ〜、真希ちゃん妹がいるんだー』
『うんっ!!とっても可愛いよ!』
偶然学校の廊下で見かけた真希とその友達の話を聞いていた。
(おねーちゃんに可愛いって言われた…!)
『あっ!真美ちゃーん!…あれが私の妹だよ!』
真希は私に気がついて、手を降って名前を呼んでくれた。
ちょっと恥ずかしくて、横を向いてしまった。
『本当だ!可愛いね!ピンクのフリフリのお洋服、似合ってる!』
(えっ?私はそんな格好ではないはず)
『…え?違うよぉ、隣の、黄色い服の子だよっ!』
『え…?ああ、そうなんだ、間違えてごめんね。えっと、うん!すっごく可愛い!』
真希の友達に、ププッ。っと笑われて、
泣きそうになった。
『でっしょー!よかったね!真美ちゃん!』
しかし真希はそれに気づいてくれない。
服装は姉のお下がりで可愛いけど、私には似合わない。
その時からだ。
私は大好きだった姉が、
大嫌いになった。

