はぁ、とため息をついて、

お母さんは私の赤いランドセルの中をあさり始める。

私のランドセルの中からは、

しわくちゃで少し破れているテスト、

もはや紙切れとしか言えないものが出てきた。

「…!!」

テストを見た瞬間、お母さんの顔が少し怖くなった。

「82点?!ちゃんとお勉強しているの?
100点とれるように頑張りなさい」

違う、私は何でもできる姉の真希と比べて成績が低いだけなのに。

「…ごめんなさい」

「…全く。真希はできる子なのに…」

謝る必要なんてないのに、
誤ってしまう。

姉と違って少し目が小さくて、顔にはニキビがある。唇は大きめ、ボサボサな髪。

勉強は苦手で、運動音痴、最近少し太りぎみだ。

こんなに美人で賢い姉とは双子のはずなのに、どうしてこんなに違うの?